国際郵便のルールが変わりました。
2021年1月1日から、通関電子データの送信が義務化になりました。
また、2022年6月からはヨーロッパ向けの小包も事前オンライン入力になりました。
手書きラベル(自分で手書きした送付用伝票)の受付ができず、事前にオンラインでの入力が必須となります。(手書き伝票は拒否されます)
どんな人に影響が出るの?
日本から海外に郵便局から荷物を送る場合に対象となります。
家族や友達にプレゼントを送ったり、越境ECで商品を送る場合など、国際郵便を利用する場合は、事前オンライン入力が必要となります。
国際郵便 通関電子データ送信義務化とは?
簡単に言うと「これまで手書きで書いていた伝票を郵便局で書くのではなく、事前オンライン入力してから郵便局に来てね」ということです。
通関電子データ送信義務化の概要
テロ防止のためのセキュリティ向上を目的に、国際郵便を送る場合、差出人や内容物の情報を事前にオンライン入力することが義務化されました。
つまり、これまで一般的だった、郵便局窓口でラベル(送り伝票)に手書きして荷物に貼り付けるという方法がNGになりました。
アメリカ、ヨーロッパ宛ては、手書きラベル受付不可
アメリカ国内やヨーロッパの法律が代わり、「通関電子データ(事前にオンライン入力した伝票情報)」が確認できない場合、返送されてしまいます。
そのため、手書きラベルの荷物は郵便局では引き受けを断っています。
通関電子データ送信義務化の対象小包
オンライン伝票が必須になる小包は下記になります。
・EMS
・国際小包
・小型包装物
・国際eパケット
・国際eパケットライト
通関電子データとして送信する情報
どんな情報を入力する必要があるのでしょうか?
これまで手書きで書いていた情報が入力必須となります。
・差出人名、住所、郵便番号
・受取人名、住所
・内容物の情報、重量
また、内容物の重さ、名前、金額などをかなり細かく入力しなければなりません。
オンラインなので、どこからも入力できる
高齢の両親や、入力に不慣れな方から荷物を受け取る場合、受け取る側が自身でオンライン入力をして、あとはラベルを印刷するだけ!という状態にしておくこともできます。
どうやってオンライン入力、ラベルを発行するの?
- 国際郵便マイページサービス からアカウントを作成
- 発送先、発送元、内容物などの情報を入力
- 印刷して、郵便局に小包とともに持参する
こちらの動画にラベル作成方法がのっています。
事前オンライン入力をしなかったらどうなる?
答え:郵便局で、すごく時間がかかる
まだこの情報は周知されていないため、多くの人がラベルを持参せず小包だけを持って郵便局に行っているようです。
私の母も年明けに郵便局からチェコ共和国に小包(EMS)を送ろうとしたところ、「電子伝票が必要です」とのことで、郵便局員が送り情報(これまで手書きラベルに書いていた情報)を一つ一つ、手入力したそうです。
これまでは、手書きラベルに書いた情報を相互確認後、支払って終わりでしたが、今回は全て手入力しました。
郵便局員さんから、「今回、送り主の情報が登録されたので、次回からは早くなりますよ」と言われたそうです。
一方、私がチェコ共和国から日本向けに郵便局から2020年11月にクリスマスプレゼントを送ろうとしたところ、同様に、郵便局員が手入力していました。
事前オンライン入力をしよう
このように郵便局窓口で局員さんが代わりに入力してくれますが、かなりの時間がかかります。
郵便局員さんも、慣れない国名、地域名、各国特有の住所表記を入力するので、大変だと思います。
私も、チェコの郵便局で「これは、数字の7?1?どっち?」と都度聞かれました。(チェコの7の書き方が独特なので。)
郵便局員さんの時間を減らすためにも、ぜひ、事前入力してから郵便局に行きましょう!