欧州に猛暑到来、最高気温30度以上予想
コロナパンデミックの規制が明けて、マスクの着用もなくなり一安心かと思いきや、2022年の欧州の夏は猛暑になりそうです。
32度~36度予想になる日もあり、エアコンが各家庭に普及していないチェコでは、熱中症などのリスク対策をしなければなりません。
ヨーロッパの古い建物は、寒い冬を乗り越えるために密閉性の高い石造りとなっているので、熱がこもりやすいのです。だから、冬は室内でTシャツでも過ごせるのですね。
ヨーロッパの猛暑対策
エアコンがないので、置き型エアコンや扇風機で冷風を。
古い住宅では室外機を置けないという理由でエアコンが設置できません。そのため、置き型のエアコンを購入する人も増えてきました。
置き型のエアコンは、加湿器に似ており中型のスーツケースくらいの大きさ。排熱ホースを窓において熱を放出させます。
また、扇風機も小型で500kcから販売されています。置き型のエアコンは5000kcくらいから。
今年の夏は、例年以上に暑くなりそうなので、扇風機にお金を投資するのはありかもしれません。
室内温度調整
15~19時ごろに最高気温を迎えるので、朝はわりと涼しい。
そのため、気温が上がる前の朝に涼しい風を取り入れ、気温が上がり始めたら、室内に温風や日光が入らないように、カーテンやシャッターで遮光。室内の温度上昇を防ぐことができます。
逆に、外の気温が高い時に窓をあけて日光が入る状態で扇風機や置き型エアコンを使っても、熱風を室内で循環させるだけになるので、逆効果です。
窓にシャッター、カーテンがついてない部屋もあると思います。その場合は、日光が入らないように布やタオルをはりつけてみるのはいかがでしょうか。
水浴び
プールで水浴びをしましょう!
ビールは控えて!
照りつける日差しの下で、キンキンに冷えたビールを飲みたくなりますが、アルコールは脱水症状を引き起こすリスクがあります。
猛暑日に、アルコールで体を冷やそうとするのは避けた方がベター。
スポーツドリンクやチェコのレモネードで喉の渇きを癒しましょう。
または、ジェラートを食べて涼しむのはいかがですか?
カフェやショッピングモールへ避難
部屋の中が暑くて熱中症になりそうであれば、カフェやショッピングモールで一休み。カフェやショッピングモールではエアコンが効いているところが多いので、暑さから逃れるのにぴったりです。
猛暑対策グッズ
日本みたいに便利な保冷グッズがなかなか手に入らないので、簡単なものしかご紹介できませんが、ないよりはマシ。
凍らせたペットボトル、保冷剤
お茶や水を入れて凍らせたペットボトルを持ち歩いて、水分補給やほてった体にあてましょう。
濡れた、凍らせたタオルを首にまく
冷たい濡らしたタオルを首に巻くことで、体温を下げることができます。日焼け対策になるので、ハンカチやタオルを持ち歩きましょう。
日差し対策
日焼け止めはもちろんですが、サングラスや帽子で日焼け対策も大切です。通気性のある羽織で直射日光を避けるのもいいでしょう。
強い日光を浴び続けると疲労感が出て、熱射病、熱中症になるリスクもあるので、気温が上がってきたら、施設内や木陰の下で一休みしましょう。
注意:車、ベビーカー、ペット
駐車場が屋根のない屋外にある場合、車の中が高温になり、車内に置いていたアイテムにダメージを受けることがあります。食べ物や電化製品を置きっぱなしにしないようにしましょう。
石畳やコンクリートの照り返しで、地面に近いベビーカーにのる赤ちゃんの体感温度は大人よりも高くなります。暑い時間帯はベビーカーでの移動を避けた方がいいかもしれません。
ペットの散歩も早朝か陽が落ちてからにしましょう。毛につつまれたわんちゃんは体温調整がしづらく、肉球も焼けるように暑く感じるでしょう。