プラハのフロレンツバスターミナル攻略
チェコの長距離バスの発着駅であるフロレンツバスステーション(Florenc Bus Station)。
ここから、チェコ国内の長距離バスだけではなく、隣国への越境バスも出ています。
今回はフロレンツバスターミナルの行き方、バスの乗り方を紹介します。
1. フロレンツバスターミナルはどこにある?
フロレンツバスターミナルは黄色のメトロB線、トラム、フロレンツ駅から徒歩3分圏内にあります。
立地は、列車のマサリク駅や屋台村マニュフェストの近くにあります。
バスターミナル周辺の道路は入り組んでいて、地上からターミナルにアクセスするのが大変です。
そのため、メトロやトラムからバスターミナルへ行く方は、メトロ地下の遊歩道を使うことをおすすめします。
石畳の横断歩道でトランクで移動しづらく、横断できない道もあるので初心者には地上は難しいのです。
メトロのフロレンツ駅に入ると「バスターミナル」の表示があるので、それに従い進んでいきましょう。
「Bus Terminal Florencの表示」
地上に上がるとすぐにバスターミナルの入り口が見えます。
バスターミナルの入り口。ビルの中からでも、左側の通路からでもバスに乗れます。
2.フロレンツバスターミナルでの過ごし方
クリスマス前は大混雑。ターミナルビル内は座れないくらい。
バスターミナルには、コンビニ、バーガーキング、サンドイッチ屋、スタバがあります。
また、バス改札ごとにチケットカウンターがズラーっと並んでいるので払い戻しや確認したいことがあれば、会社ごとのカウンターに並びましょう。
トイレは有料で20kc、1ユーロ(100円ちょっと)かかります。しかも、小銭が必要です。
有料トイレを目の前にすると、果たして自分の排泄に100円の価値があるのかと計算してしまいます。
もし、待ち時間を持て余すようであればスタバでお茶しながら、その後スタバのトイレを使うのもありですね。
さらに、ほとんどのバスにトイレがついています。
20kcのトイレ。硬貨のみ。紙幣、カードは使えません。
3.バスの乗り方
バスターミナル内の電光掲示板には、到着、出発のバス情報が書かれています。
チェコ語、英語で交互に表示されます。
空港の掲示板同様、発着状況、遅延情報、乗車状況(乗車中など)が表示されているので、わかりやすいです。
ターミナルビルを出てすぐ右側には1-9乗り場。
ターミナル乗り場正面のバス乗り場。数字が書いていてわかりやすい。
乗り場がわかれば、外にあるバス乗り場へ向かいましょう。バス乗り場が数字で表示されています。
モバイルか印刷したチケットをバス運転手に提示して乗車完了です。
座席(sedadlo)が書かれていない場合は、どこに座ってもOK。
スーツケースなど大型荷物は、トランクに自分でいれます。リュックなどの小型荷物は座席上に収納できます。
バスによっては、車内販売や、タブレット、USB充電用ソケットがついているものもあります。
Wifiもありますが、たまに使えない、接続できないものはあるので、期待してはいけません。
あとは、到着まで待つのみ。
降り場の案内、声かけはしてくれないので自分で降り場を確認しましょう。
自信がない場合は、周りのチェコ人に「次、XX駅?」と聞いてみましょう。
発音が難しいなら、チケットの行き先を見せましょう。
チェコ人は本当に優しいので、「違うよ、次の次だよ」とかその駅に近づいたら「次だよ」と教えてくれますよ。
ちなみに、バスは定刻通りに出発しますが、定刻ぴったりに到着することは、なかなかありません。
4.バスチケットの買い方
ポータルサイトから購入が便利
おすすめは、下記2つ。サイトが使いやすく、バスや列車の情報(wifiやコンセント、食堂車等)も詳細に書かれています。
チェコの交通網検索アプリとしても重宝しているIDOSは、バスと列車を検索、チケットの購入が可能です。
ヨーロッパを幅広くカバーしているREGIO JETでは、飛行機、列車、バスを検索できます。
5. バス会社
バス会社はいくつかあります。
FlixBus
ドイツのバスサービスで、ヨーロッパをまたがる長距離バス。緑色のバスカラーが特徴。
プラハからはこれだけのエリアをカバーしています。
ちなみに、フランス・パリまでは、18~27時間、安くて5000円くらいから移動できます。
Regio Jet
レギオジェットは、チェコの鉄道・バスサービスです。黄色の触覚があるバスデザインが特徴です。
チェコ人の避暑地、クロアチアの海岸沿いをくまなくカバーしているところがチェコの会社らしいです。
United Buses
ブルノ方面の小規模なバスです。
ICOM
青と白のバスカラーが特徴のICOMも、チェコ国内を幅広くカバー。
チェコ国内旅行、越境旅行を楽しんできてくださいね!