チェコで使われているチェコ語の教科書
チェコで使われているチェコ語の教科書は、チェコ語で書かれているもの、英語で書かれているもの、ロシア語・ドイツ語等で書かれているものの主に3種類です。今回は、チェコ語か英語で書かれている教科書を紹介します!
王道 Krok za Krokem
Step by Stepという意味のKrok za Krokemは、ほぼどこの語学学校でも使われている教科書です。UJOPでも使われていました。
先生がチェコ語を教えるという前提で作られた教科書なので、書いてみよう、ディスカッションしてみよう、聞いてみようなどのコンテンツもあります。
文法学習→単語学習→リスニング、ライティング、ディスカッションという構成になっています。CDもついていますが、オンラインからもDLできます。
Aレベルは黄色の教科書と、薄緑のワークブック(ドリル)
Bレベルは紫色の教科書とグレーのワークブックがついています。なお、Bレベルは、B1の範囲で、B2以上のKrok za krokemはありません。
BASIC CZECH
文法を自己学習できるように作られている本です。著者の一人にチェコ語を教えてもらったことがありますが、Krok za Krokemには載っていなかった文法も掲載されていました。
BASIC 1は、Aレベル、BASIC2は、A2-B1、BASIC3は、B2くらいのレベルです。
特筆すべきは、文法の解説が詳しいのと、ドリルが多いところですね。
Čeština pro cizince
A1 A2、B1、B2の3種類があります。分厚くて重い本で、ワークブックも別冊で付属します。
Krok za krokemのように、文法学習+ライティング+リスニング+ドリルがついていて、ドリルもついています。BASIC CZECHとのハイブリットのような感じです。
New Czech Step by Step
Krok za krokemの姉妹本。問題数や情報は少ないのでワークブックとしてよく使われているようです。
Čeština EXPRESS
A1とA2でそれぞれ2冊ずつになっています。こちらは使ったことがないのでなんとも言えず!
おすすめの使い方
授業でKrok za krokemを使って先生と一緒に文法を習い、そのあと自己学習用でBASIC CZECHを使うのがおすすめです。BASIC CZECHは文法トレーニングにフォーカスしているので、巻末に文法リスト等が掲載されており、辞書的に使うことが可能です。デザインもシンプルで好きです。
なお、ほとんどの教科書がチェコ語だけて書かれています。Aの最初のレベルは少し英語で補助があるものもありますが、チェコ語でチェコ語を勉強しなければいけないということを念頭においていた方がいいかも、
授業も先生がチェコ語で説明しますし、一切英語も使ってくれません。耳が慣れていない状態でレッスンを受けるのは、正直きついですが、やるしかないのです。
以上は、グループレッスンでの話でした。個人レッスンの場合は先生が臨機応変に対応してくれるので、英語を使って説明してくれることもあります。ただ、チェコ語を無理でも使わないといけない状況の方が、成果としては大きいと思います。
英語や日本語に逃げちゃって、チェコ語を活用する機会損失をしているからです。ただ、最初は日本語や英語で説明してもらった方が、スムーズに入れたりもしますよね。なので、グループで習うか、個人で習うかの違いは上記の点を考慮するといいと思います!
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