1月6日は東方の三賢人の日
公現祭とは?
キリストが生まれた2週間後の1月6日は、三賢人がベツレヘムのイエスを訪れてその誕生を祝福した日。そのため、キリスト教では公現節と言われる重要な日です。
祝日ではなく、チェコの伝統行事の日になります。
チェコでは、三賢人に扮した子供たちが家やお店を周って、募金活動を行っています。
もともとは、男性でしたが、今では少年、おじさん、女性だったりします。
東方三賢者とは誰?
三人の賢者、三人の賢人、三人の博士といった言い方をされています。
Kašpar(カスパー)、Melichar(メリチャー)、Baltazar(バルタザール)が3つの贈り物(乳香、没薬、黄金)を携えて、キリストの生誕を祝いました。
チェコでは、Kašparですが、英語では、Casperにあたります。
3人は何をするの?
チェコでは、東方三賢者のコスチュームを着た3人の少年たちが街中を歩き、自宅や店舗を訪問します。
一人は、顔を黒塗りして、王冠を被り、白いケープやマントを着ています。
歌を歌い、ドアに祝福の象徴として「K + M + B 訪問した西暦」を書き、一年の幸運を祈ります。
+はプラスではなく、十字架を表します。
その3文字ですが、
・Kašpar(カスパー)、Melichar(メリチャー)、Baltazar(バルタザール)の名前の頭文字
・Christus Mansionem Benedicat (ラテン語のキリストが祝福した家)の略称 (チェコでは、Kと書く)
という説があります。
Casperと表記する国のが一般的ですが、チェコはチェコ語のKašparと表記しているため、ドアの文字も、KMBになります。他の国は、CMBになるそうです。
彼らが持っているカゴに小銭をぜひ入れてあげてください。
どんな歌を歌うの?
“My tři králové”という歌を歌います。
こちらの動画では、1人の少年が炭を顔に塗られ、ドアにK+M+Bと書いていますね。
“My tři králové jdeme k Vám, štěstí, zdraví vinšujeme Vám”
私たち3人の賢者があなたを訪れ、あなたの健康と幸せを祈ります
2021年の三賢人の行方
今年はコロナパンデミックによって、三賢人の訪問はオンラインとなりました。
オンラインからも寄付が可能なので、特設サイトに行ってみてくださいね。
プロモーションビデオが、とってもとってもかわいいのでぜひみて欲しい!
黄色のマントの女の子「tři královéは、やらないんだって・・・」
赤色のマントの男の子「なんでやらないの?!」
黄色「オンラインだけだって。」
赤色「!!オンラインはどこにあるの?!」
水色のマントの女の子「ねえ、どこいくの?tři královéは、ないんだよ。」
赤色「”オンライン”を探しにいくんだ!」
最後 トントントン 「”オンラインさん”、ここにいますか?」
公現祭は、クリスマスのお片付けの日
1月6日は、クリスマスの終わりでもあります。
街中のクリスマスデコレーションや、クリスマスツリーは片付けられます。みなさんのおうちのクリスマスツリーもお役御免です。
クリスマスツリーの捨て方
生木のクリスマスツリーは、いつも利用しているゴミ集積所の横に置くだけでOKです。
ただし、クリスマスツリーでいっぱいにならないように、コンテナの中に入れず、ゴミ集積日当日か前日に置くのがマナーです。
画像は、特設サイトから引用しました。